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吉田真譽の仏画
オルガン寺

大正から昭和に
音楽をリードした
浜松の財産
貴重な風琴たち

 風琴(リードオルガン)は、日本の音楽授業をまさしくリードしてきた代表的な楽器です。皆さまも必ずどこかで触れていることと思います。表現力も豊かな音色は私たちの心の琴線に触れてきます。大正から昭和に造られたオルガンが、色々なご縁で長楽寺に現在6台。年に数回、このオルガンでのコンサートも開催してお寺での音楽鑑賞を楽しんでいただいています。風琴たちは、それぞれの歴史を背負い長い年月で音など出ないオルガンも有りましたが、現在はどれもそれぞれ良い音色を取り戻しています。

 写真 ◉(一段左)西川オルガン 第十四號 1214 61鍵 11ストップ 大正8年頃造 2018年に杉並区の葛西あけみさんより寄贈 ◉(一段右)山葉オルガン 第八號 61鍵 9ストップ 昭和元年造 2017年に気賀の山本さんより寄贈 ◉(二段左)山葉オルガン 第弐百號 251282 49鍵 昭和10年造 2017年に吉武寛さんより貸出 ◉(二段中)山葉オルガン 第四號 258010 49鍵 昭和13年造 2016年に東区笠井町の鈴木ときよさんより寄贈 ◉(上)山葉オルガン 第百號 39鍵 昭和14年造 2019年に気賀の竹田典子さんより寄贈 ◉(二段右)山葉オルガン 第五號 61鍵 11ストップ 昭和42年造 2017年に東京都護国寺の羽根田真理子さんより寄贈

 ほとんどが浜松の“ヤマハ”のオルガンです。西川オルガンは横浜に工場があった楽器メーカーでヤマハがオルガンを作り始めた頃、このメーカーもオルガンの製作をしていました。西川オルガンは大正10年に今のヤマハ(日本楽器)に吸収されていますので、日本のオルガン製造のノウハウはヤマハの歴史となります。

吉田真譽が描く
有難く
楽しく可愛い
仏画たち

 客殿の玄関口から優しく迎えてくれる愛らしい仏さまの仏画。吉田真譽が描く仏画は訪れる人々をホッとした気持ちにさせてくれます。客殿にはそこかしこに、この仏画の仏さまたちが顔を覗かせ有難いお経などと共にお寺を彩ります。
 真譽尼僧は毎年、奈良・東大寺で仏画展を開催。ここ数年は仏画カレンダーも制作、ご家庭にもこの暖かさをお届けしています。ワークショップでは仏画教室も開催、身近な仏さまの表現としてお伝えしています。